ご無沙汰しております。のんです。
東京オリンピックが終了し、いよいよ明日からパラリンピックが開催されます。
みなさまはオリンピックのスポーツピクトグラムをご存知でしょうか。
スポーツピクトグラムはそれぞれの競技を正確に表すと同時に、
コミュニケーションツールとして情報を伝える大切な役割があるものです。
スポーツピクトグラムは1964年の東京大会をきっかけに世界中に広まりました。
それ以降も開催国の思想や歴史をモチーフにしているものなど、
各国の個性が光るデザインばかりです。
歴代オリンピックのスポーツピクトグラムの中で、私が好きなデザインを2つご紹介します。
この2004年アテネオリンピックのピクトグラムは古代ギリシャで栄えたキクラデス文明の像にインスパイアされています。
背景の枠の形がランダムな点もユニークですが、これは「発掘された古代の花瓶の破片」に着想を得たそうで、発祥の地らしく“古代の遺物”が全面的にモチーフにされています。
古くから中国に伝わる篆書体のように各競技を描写されており、
中国の文化を表現するとともに滑らかな印象を与えています。
にじんだような外枠の効果もあって、ひとつひとつがさながら印鑑のようです。
たくさんの競技をシンプルかつ分かりやすく表現するスポーツグラムのその裏には
開催国の文化を反映した様々な発想があります。
デザインを通じて、開催国の文化や歴史に触れることができ大変興味深いです。
次回夏季オリンピック開催国であるフランスのスポーツピクトグラムも楽しみです!
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