復興に向けてがんばってます!

震災・津波で発生した大量のがれき。


これらのがれきをどのように処分し、復旧・復興につなげていくのか・・・。


今日は、当社がJV(共同企業体)の一員として管理を委託されている
仙台市の災害廃棄物集積場のようすをご紹介します。


当社を含む廃棄物処分業者3社共同で管理している井土地区の集積場には、
今でも一日約1,000台余りのトラックが災害廃棄物を搬入しています。



下の写真は、管理事務所から海側に向かって撮影したものです。
奥のほうの防風林まで廃棄物の山が見えますが、これでも敷地全体の一部分しか写っていません。

手前の金属類の山は、すでに一度搬出して置き場を空っぽにした後、さらに搬入され積み上げられたものです。
今後も搬入が続くため、現在さらに置き場を拡張するよう造成中です。


搬入時に可燃物・不燃物・資源物に大きく分け、さらに搬入後に重機を使ってコンクリート、木くず、金属、廃家電、自動車など10種類以上に細かく分別し、全体のリサイクル率を50%まで上げることをめざしています。





下の写真は選別機です。
津波に流されたがれきゴミを大きさ別に分け、焼却に適さないものを選別したり金属を取り除く施設です。




そしてこれが10月1日から稼働している仮設焼却炉。



その名も「がんば 仙台」!!
炉と一緒にハートも燃えております。


一日90トンの処理能力がありますが、「震災廃棄物」という今までにない混合廃棄物(塩分が含まれている、燃えづらい)のため現場の人達は試行錯誤しながら機械を稼働させているそうです。




本稼働前には、地元の地小中学校(東六郷小学校と六郷中学校)の生徒さん達が焼却炉の仮囲いに応援メッセージを描いてくれました。



現場の作業を担当している社員からは、「仕事は忙しいし大変だけど、励みになるな〜。」と感謝の言葉が出ていました。ただでさえ壮絶を極める現場ですから、子供たちのこういった応援は本当に励まされるし癒されますね。


震災は深い爪痕を残しましたが、この場所に来ると一歩ずつ、着実に復旧・復興に向かっていることを実感できます。

処分が完了するまで3年という長い活動になりますが、私達の使命である「廃棄物処理・リサイクル事業」を通じてこの震災と向き合い、宮城・東北の復興とリサイクル社会に貢献できるようがんばっています。


(おばっち)